ネット印刷のサイトでよく見る「70kg」「90kg」「110kg」「180kg」といった数字。これは紙の厚さを直接ミリメートルで表したものではなく、「連量(れんりょう)」という単位です。
「kg(連量)」ってなに?
原寸大の大きな紙(原紙)を1,000枚重ねた時の重さを指します。
- 数字が小さいほど:紙が軽く、薄い。
- 数字が大きいほど:紙が重く、厚い。
同じ「90kg」でも、コート紙やマット紙など紙の種類によって実際の厚み(mm)は微差がありますが、基本的には「数字が大きい=厚い」と覚えておけば間違いありません。
用途別・厚さの目安ガイド
どれを選べばいいか迷ったときは、以下の「一般的な目安」を参考にしてください。
- 【薄手:73kg〜90kg】チラシや折込広告に
73kg(新聞の折込チラシや、ノートの本文、説明書などに使われます。少し裏が透けるくらいの厚みです。) - 90kg(ネット印刷のチラシで最も標準的な厚さです。コピー用紙よりもしっかりしており、ポスティングや配布用チラシに最適です。)
【中厚手:110kg〜135kg】パンフレットやポスターに
- 110kg(会社案内の本文や、映画のチラシ、しっかりしたパンフレットに使われます。高級感を出したいチラシにもおすすめです。)
- 135kg(ポスターや、パンフレットの表紙、冊子の折れにくいページなどに適しています。)
【厚手:180kg〜220kg以上】名刺やポストカードに
- 180kg(名刺やハガキの標準的な厚さです。手に持った時にしっかりとしたコシがあります。)
- 220kg以上(高級名刺、ショップカード、スタンプカードなどに使われます。かなり厚手で、折り曲げにくい強度があります。)
用途別の推奨厚さ比較表
| 厚さ(目安) | 主な用途 | 特徴 |
|---|---|---|
| 70kg / 73kg | 折込チラシ・説明書 | 薄くて軽い。大量配布やコスト重視に。 |
| 90kg | 一般チラシ・ポスティング | 標準的。コピー用紙よりやや厚く安心感がある。 |
| 110kg | パンフレット・高品質チラシ | 程よい厚みがあり、裏写りしにくい。 |
| 135kg | ポスター・冊子の表紙 | 折れにくく、耐久性が必要なものに。 |
| 180kg | 名刺・ポストカード | 官製ハガキと同程度の、しっかりした厚み。 |
| 220kg | ショップカード・高級名刺 | かなり厚い。丈夫さや高級感を演出したい時に。 |
3.厚さを選ぶ時の注意点
折り加工をする場合: あまりに厚い紙(135kg以上)を折ると、折り目が割れて白くなってしまうことがあります。厚い紙でパンフレットを作る場合は「スジ入れ加工」をセットで検討しましょう。
- 送料と重さ(大量に印刷する場合、紙が厚くなればなるほど全体の重量が増し、受け取りや持ち運びが大変になります。配布方法に合わせて選ぶのがプロのコツです。)
- 裏写り(両面フルカラーで印刷する場合、70kg以下の薄い紙だと裏のデザインが透けて見えることがあります。読みやすさを重視するなら90kg以上が安心です。)
まとめ
●チラシなら「90kg」
●パンフレットなら「110kg」
●名刺なら「180kg」
まずはこの3つを基準にして、より「ペラペラ感」をなくしたいなら一段階上の数字を、コストを限界まで抑えたいなら一段階下の数字を選んでみてください。
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